イタリア郷土料理を食べる会はじめます 2012.9

10月から
「イタリア郷土料理を食べる会」を企画しています。

イタリアは地域によって、料理のバリエーションが多様です。
自分がイタリアの料理学校で習ったことですが、

イタリアは「クッチーナ・ポーヴェラ/貧しい料理/庶民の料理」
身の周りの材料を使い、作り手も家事をしている人達。食材も道具もシンプル。
食文化の交流も無く、想像力を使った料理。ほんらいレシピにも載らない。

フランスは「クッチーナ・リッカ/高価な料理/貴族の料理」
高価な材料を使い、作り手もプロフェッショナル。食材も道具も複雑で
食文化も常に新しいレシピが考案され、洗練されていった。

フランスにも、こういった「クッチーナ・ポーヴェラ」は存在していると思いますが。

イタリアは気候、風土にバラエティがあり、その分、州ごとに多様な食文化があります。

そんなイタリアの (日本ではまだ知られていない) 「郷土料理を食べる会」を毎月、催したいと思います。

10月から始めて、月2回(今後、参加者が増えますと、4回)を1年を通して12州。
(イタリアには全部で20州あります。)

例として
<10月はウンブリア州(州都・ペルージャ)

こちらの2大食材といえば、オリーブと黒トリュフ!
総体的に農家の食卓を思わせる、素朴な料理が多いです。
・玉葱とセージのフォカッチャ
・サルシッチャ(ソーセージ)のぶどう風味
・ウンブリチェッリ(太い卵無しの手打ちパスタ)
・鶏のカチャトーラ(猟師風)

<11月はエミリア・ロマーニャ州(州都・ボローニャ)

パルマの生ハム、パルミジャーノチーズ、ボロネーゼソース(ミートソース)
でも有名ですが、何と言っても、生パスタ。
20州中、2番目に大きな美食の町です。
・リコッタチーズのトルテッリ(詰め物パスタ)
・うずら豆のミネストラ
・パッサテッリ(固くなったパンを利用したパスタ)
・アスパラガスのミラノ風
・パンペパート(スパイスのパン菓子)

<12月はロンバルディア州(州都・ミラノ)

11県からなるロンバルディアはそれぞれに特徴があります。
海に面していないが、山からの水がいくつもの湖をつくり、淡水魚も料理されてきました。
水田も多く、稲作が盛んです。
山岳地帯では、蕎麦が栽培され、きのこ類も多い。
広大な平原では畜産農家が多く、乳牛から搾られたミルクは、グラナパダーノやタレッジョという
チーズにも使われています。
・カゾンセイ(詰め物パスタ)
・オッソブーコ(仔牛すね肉の煮込み)
・ピッツォッケリ(そば粉のパスタ)
・うなぎのロースト
・パネットーネ(クリスマスのパン菓子)

1月はピエモンテ、2月はトレンティーノ・アルト・アディジェ、3月はリグーリア、4月はフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア
5月はヴェネト、6月はカンパーニャ、7月はシチリア、8月はマルケ
を考えています。

月に2回、平日と、土曜日か日曜日。
時間は共に12時から。

お一人さま¥4000

 

飲み物は別途

予定としまして10月は、28日(日曜日)と30日(火曜日)
         11月は、24日(土曜日)と26日(月曜日)
         12月は、15日(土曜日)と18日(火曜日)を考えています。

お時間は12時からとなります。

ご興味がありましたら、ご連絡ください。
宜しくおねがい致します。